住宅ローン変動金利と固定金利どちらを選ぶ?あなたのリスク許容度から考える

  更新:2014/07/28

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住宅ローンを選ぶ際、「変動金利にするのか?固定金利にするのか?」

これは永遠のテーマとも言える問題ですね。

「どちらが得するのか?」という視点で選ぼうとされる方も多いでしょう。

しかし、どちらが得かという視点で考えるのは無理があります。

なぜなら、住宅ローンは35年間もの長い期間返済が続くものです。これから35年先までの金利動向が分からないと、どちらが得か分からないからです。

そこで、ここでは、あなたのリスク許容度からどちらを選ぶか考えてみましょう。

株式投資か定期預金か

ところで、あなたは株式投資に抵抗がありますか?

抵抗があるとすると、その理由は何でしょうか?

株式投資をすると、将来値上がりして儲かることもありますが、値下がりすると損をしてしまいます。株式投資には価格変動リスクがあります。

将来が不確か、または損をするのがイヤだという理由で株式投資に抵抗がある人もいるでしょう。

一方で、定期預金は満期に受け取れる金額が決まってるので、そういうリスクはありません。

多少損をするリスクを負っても値上がりする利益を狙って株式投資をする人もいれば、値下がりするのを嫌って定期預金に預ける方もいます。

どちらが正解というわけではありませんが、あなたはどちらのタイプでしょう?

変動金利の住宅ローン

株式投資をしている個人投資家はおよそ200万人程度と見積もられているようです。興味があっても資金が無いとか銘柄選びが分からないという理由で株式投資をしていない方もいるでしょうが、いずれにしても株式投資に積極的な人は日本では人口の2%からせいぜい数%でしょう。

住宅ローンでは、全期間固定金利のものを選ぶ人は全体の20%程度ですから、残りの方は変動金利や一定期間固定のものを借りています。

不思議ですね?

株式投資をする人は少ないのに変動金利の住宅ローンを借りる人は多いのです。

変動金利の住宅ローンは、金利が下がれば返済額が少なくて済みますが、金利が上がれば返済額が増えてしまいます。

変動金利の住宅ローンを借りることと株式投資をすることを、あなたの資産に及ぼす影響で考えると、

  • 住宅ローン金利が下がることは株式投資で株価が上昇する
  • 住宅ローン金利が上がるということは株式投資で株価が下落する

ことと同じと言えます。

変動金利の住宅ローンを借りる場合、どれだけの金利上昇までなら許容できるのかを考えておくことと、定期的に金利の動向をチェックすることが必要です。

今は住宅ローンの金利は過去最低水準にあります(厳密に言うと変動金利の基準金利は長い間変動がなく、優遇金利という金利のディスカウントがされているだけです)。

金利が低いからという理由で変動金利の住宅ローンを借りることは、高値圏で株式を買うことにも似ているとも言えますね。

固定金利は定期預金

固定金利の住宅ローンは、定期預金と似ています。

固定金利の住宅ローンでは、35年間の返済額は借りた時に確定します。返済額が後に増えることも減ることもありません。

インフレやデフレを考えなければ、得することも損することも無いという点では、定期預金と同じでしょう。

固定金利の住宅ローンでは、金利の変動にそれ程気を配らなくてもいいといえます。

まとめ

ここでは住宅ローンを選ぶときのひとつの考え方を示してみました。

現在、金利は現在史上最低水準にあります。住宅ローンを選ぶときはどうしても金利に目が行きがちになります。住宅ローンは35年もの間返済を続けるのでその間に金利が上昇する可能性もあるということは頭の隅において、そのリスクとどう向き合うかも考えて選ぶようにするのがいいのではないでしょうか。

 

photo credit: John-Morgan via photopin cc

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